津山出身 抽象表現の作家たち

●2019年5月25日~6月16日
10:00~16:30 入場料:300円
中学生以下無料

このたび、岡山県津山出身で抽象表現に取り組んでいる作家の方々をお招きしての展覧会を開催する運びとなりました。そのひとり、保田扶佐子さんは13年前の2006年にひしおで個展をされており、そのご縁から今回、9名の作品を真庭でご覧いただけることになりました。いつものひしおホールが、個性あふれる作品の数々で満たされることでしょう。ぜひこの機会をお見逃しないようにご来場くださいますようご案内申し上げます。    館長 加納容子

◎オープニング企画
5月25日(土)14時~
アーティストトーク開催

Asuka Kazuko
飛鳥和子
1930年生まれ
即ち戦中派人間
絶えず入れ替わっていくはずの60兆の細胞の中で、その時代の理不尽な記憶が尚も埋もれ火の如く疼き、今日の目覚ましい科学の発展に驚嘆し、且つ恩恵に与りながらも、それらの影の危機意識が常に創作に於いて先行する。

Imori Sachiko
居森幸子
2009 損保ジャパン美術財団選抜奨励賞展 東郷青児美術館 / 東京
光の連譜・居森幸子展 奈義町現代美術館 /  奈義町
高橋秀監修・居森幸子展 淳風会ガレリア・アリエッタ / 岡山市
2011 ユルスリーヌ塔 フレスコ壁画制作 / オータン市 (フランス)
2014 和紙なりて・居森幸子展 日仏会館 / 東京
素材との出会い展 岡山天神山プラザ / 岡山市
2016 2016〜2018 居森幸子展 ・白夜・の庭 軽井沢アート泉の里 / 長野
2018 はじまりの和紙・居森幸子展 奈義町現代美術館 / 奈義町
津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市

Kawamoto Michiko
河本倫子
1960  津山市生まれ 女子美術大学芸術学科芸術学部造形学専攻卒業。
特許庁審査第一部(意匠) 初代資料調査員。大塚国際美術館(世界の名画1000点)プロジェクト名画制作。
美術教育に携わる一方、国内外にて芸術活動を展開。
2010〜 NPO法人日本臨床美術協会公認登録団体第5号「林檎の会」代表
2015〜 岡山県北部にて臨床美術「美作クリニカルアート」発足
2018 津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
個展、グループ展多数

Kimura Katsuro
木村克朗
1941  津山市生まれ
1967  東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 (安宅賞 卒業制作買上げ)
1969 同大学院修了、渡伊(ミラノ国立ブレラ美術学校)
2018 秀明文化賞(ミホ・ミュージアム)
主な個展 銀座スルガ台画廊(東京)、グッゲンハイム画廊(ロンドン)、ギャラリーなかむら(京都)
奈義町現代美術館(岡山)、フォンダツィオーネ・ムディマ(ミラノ/イタリア) 他

Kusaka Kenji
日下賢二
津山市生まれ
1964 毎日現代美術展「鎌倉近代美術館鑑賞」「シェル美術賞佳作」
1966 毎日現代美術展、東京国際版画ビエンナーレ展 「国立近代美術館賞」
戦後20年の版画展 「みずゑ60周年記念」
1970 近代美術の流れ 東京国立近代美術館 / 東京
1971 ブリュッセル現代日本版画展 / ベルギー
2004 所蔵作品展 近代日本の美術展  東京国立近代美術館 / 東京
2016 七人の抽象画家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
2018 津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市

Sakurai Yuko
櫻井由子
津山市生まれ 東京都育ち 29歳でオランダに渡る。油彩の色層から作品の表情を造り、作家の内面を形に現している。オランダ、ドイツ、オーストリアでの美術館の展覧会や2011年には、ベネチアビエンナーレへ参加。アートプロジェクト運営にも積極的に加わり、国境を超えた欧米での芸術活動の経験を持つ。2016年に帰国、津山へ移住。2018年春より、「NishiIma 25 」を津山の城西に立ち上げる。「日常におけるアート」を コンセプトとして、ギャラリー +カフェ+民泊=「滞在型アート空間」を生み出している。 食も自らのアートとして捉え表現。生きた欧米での経験を人々と共有する事を目的とし芸術活動を続けている。

Hirai Kenzo
平井健三
1977 アキライケダギャラリー / 名古屋 (1981・1989)
1979 京町ギャラリー / 津山市
1991 アパッショナート / 津山市
1998 津山市立図書館展示ホール、勝北町文化センター
2010 岡山県天神山文化プラザ
2016 七人の抽象画家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
2018 津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
奈義町現代美術館、galleryFIXA / 奈義町 (8月・11月)

Yasuda Fusako
保田扶佐子
抽象画家・版画家
1942 津山市生まれ
1981年よりスペイン・バルセロナを拠点に活動する。個展・グループ展多数。絵画・版画のほか、多くのアーティストブックで作家・詩人・作曲家たちと共同制作している。現在はバルセロナと日本を往復しながら活躍中。

2016 七人の抽象画家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
2018 津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市

Yagi Izumi
八木 泉
岡山県生まれ 津山市在住 個展、グループ展で活躍
2006 第66回関西美術文化展 美術文化賞
シュールな世界への誘い2人展 奈義町現代美術館 / 奈義町
2011 淳風会健康管理センター ガリレア・アリエッタ / 岡山市
2016 七人の抽象画家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市
2018 津山出身の抽象表現を目指した作家たち展 保田扶佐子美術館 / 津山市

自然界で大気が陰から陽に変化する瞬間、それは私に生きる力を与えてくれる。
目に見えない感覚を抽象表現の形で、制作している。