Hishio girl’s festival 2012

染・光・音 雅の春
●2012年3月2日(金)〜11日(日)
10時〜16時半 入場料:300円

昨年の企画「ひしおが描く京友禅とお雛さま」第二弾として、「染・光・音 雅の春」をお届けいたします。

友禅作家の川邊善司氏が京都府主催の「京の名工展」のために、一年に一枚ずつ製作した作品(手描友禅きもの)を展示します。さらに氏の長男で友禅作家・デザイナーの川邊祐之亮氏が、和柄に包まれる空間を演出します。
“五感で感じるひしおの世界”に是非足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

【作家紹介】

川邊善司
友禅染作家
通産大臣認定 京友禅染(手描部門)伝統工芸士
京都府伝統産業優秀技術者
京都府匠会会員

1937年(昭和12年)京都市中京区の京組紐や京扇子を商う商家に生まれる。
1953年(昭和28年)京都の老舗友禅屋に入門する。ベネチア映画祭授賞式(黒沢明監督作品・羅生門)に京まち子氏着用の振り袖や、皇太子殿下が初めてお使いになる友禅御布団地制作など多岐にわたる。1968年(昭和43年)手描京友禅師として独立。1994年(平成6年)通産大臣より京友禅染(手描部門)伝統工芸士に認定される。1998年(平成10年)京都府知事より京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として表彰される。2002年(平成14年)第六回日本伝統工芸士会作品展において入賞、2003年(平成15年)同作品展の最高位の特賞を受賞する。2006年(平成18年)京都市伝統産業ふれあい館にて個展を開催する。

川邊祐之亮

友禅染作家
グラフィックデザイナー
同志社大学大学院ビジネス研究科伝統産業グローバル革新塾講師
有限会社ジャパンスタイルシステム代表取締役

1965年(昭和40年)京都の友禅工房の長男として生まれる。広告企画会社勤務を経て、実家の工房に戻り手描友禅染作家の父に師事、友禅きものの制作を手がける。1996年(平成8年)京都府より京もの工芸品技術後継者に認定。
同年、京都府工芸産業技術コンクールにて新人特別賞。2001年(平成13年)友禅文様をコンピューターグラフィックで制作するデザイン企画会社、有限会社ジャパンスタイルシステムを起業。2003年(平成15年)京セラ名誉会長稲森和夫氏が委員をつとめる「京都市ベンチャー企業目利き委員会」Aランク認定。2004年(平成16年)にはアテネオリンピック、2006年(平成18年)シンクロワールドカップ、2007年世界水泳にてシンクロ日本代表の水着をデザイン。05~08年シーズン中日ドラゴンズのグラウンドコートのマーキングデザインを手がける。