hishio1 勝山は日本海と瀬戸内海を結ぶ旧出雲街道の要衝の地であり、かつては高瀬舟による交易も盛んでした。物と文化の行き交うところとして、勝山を中心に真庭一体が栄えてきたのでした。現在は勝山の町並みを飾るのれん、町中あげてのお雛まつり、勝山を離れている若者が年に一度このためには帰ってくるという秋の勝山祭りなど、自分たちの暮らしを大事にする町として、住民がここで豊に生きる事、楽しく生きる事を主眼とした住民主体の町として注目を浴びています。

ひしおは、この伝統ある元気いっぱいの町で文化や人種、世代を超えたアート体験を共有することによって、地域の人も訪れる人も、アーチストも鑑賞者も、老いも若きも、みんなが心を開き、親交を深めることを目的として設立されました。そして、そのことがいい刺激、インスピレーションとなり、勝山、そして真庭がいっそう生き生きとした魅力あるところに育っていくことを目指します。
「ひしお」と言う名は、この場所が寄贈主清友家の醤油醸造場であったことに由来します。ここでのさまざまな活動が市民のリードをとる独特の文化を醸し、世界の人たちの心と繋がっていくことを願うものです。