2008.10.5

NHK美の時間や美術手帳などで全国的に有名なアーティストの太田三郎さんのワークショップ。太田さんは山形県出身。東京・原宿のグラフィクデザイン事務所での仕事を経て、アート作品制作の道へ。現在は津山市在住。数多くの有名美術館・ギャラリーで作品展を開催。国内のみならず、海外での作品展も。植物の種を和紙に漉き込んでアート作品にするシードプロジェクト。時空を超えていく切手をテーマにした作品。日々、その存在を証明するコンセプト・アートなどなど。常に現代の諸問題をその作品制作に込めて私達に提示している作家。今回は、使用済みの古切手や封筒を使ってわたしだけの本を作ろうというもの。大きな箱いっぱいに集められた様々な切手を選んで思い思いにのりで貼っていき、本の表紙をデザインした。面白い図柄の小さな切手を時間を掛けて選び並べていくこどもたちのきらきらした目、器用な手つきが印象的。出来上がった本には、映画や展覧会の切符を貼ったり、お気に入りの言葉や絵を描いたりして使います。