MOLA 黒田善子こどもたちのワークショップ

2008mola-work12008.7.5
MOLA(南の国の刺繍)の作り方講習会

MOLAとは、パナマ、サンブラス諸島に住むインディオの女性が自分達が着るためだけに創っているブラウスの胸当て、背当ての飾り布のことでその手法をモラという。何枚もの原色の布を重ね、上から切って図案を創っていく本当に根気のいる作業。文字を持たない種族だからこそのデザインは日常の出来事、神への祈り、ジャングルの中の花や木、鳥や動物などどれも色鮮やかで一つの物語になっている。
講師、黒田善子さんは茨城県在住のMOLA作家。世界各地を旅行して、その印象を作品に表現する。2008年7月1日〜6日開催の「MOLA作品展〜こころ動かされた光景〜」の会期中、こどもたちのためのワークショップを開催。実際の作品を鑑賞しながらの講習会となった。難しい作業ながら、小さなこどもが意外に器用な手先で創っていたのが印象的であった。