ひしおのお雛まつり2019

加賀藩に伝わる 花嫁のれん展
●2019年2月24日(日)~3月10日(日)
勝山文化往来館ひしお ひしおホール
10時〜16時30分
入場料:200円 中学生以下無料 (水曜休館)

    花嫁のれんとは、幕末から明治時代にかけて伝わる、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習です。 花嫁は嫁入りの際、玄関先カワラケに注がれた両家の水を飲み、親代が割ります。そして仏間の入口に実家の家紋の入った花嫁のれんが掛けられくぐります。ご先祖にお参りし、結婚式が始まります。一生の中で一度だけ使われる婚礼道具が「花嫁のれん」でした。花嫁のれんには嫁ぐ娘への想いが込められています。
    このたびの展示は勝山の「のれん」と縁で繋がっていた、七尾市一本杉商店街の皆さまと花嫁のれん館さまにご協力いただきました。加賀藩に伝わる婚礼文化の伝統美を是非ご堪能ください。婚礼に使われた後出番がなく、箪笥の肥やしになっていた花嫁のれんを、七尾一本杉通りの女将達が、平成16年からゴールデンウィーク期間中に「花嫁のれん展」の開催を始めました。商店街の各店舗や住宅に展示し、その花嫁のれんの魅力に多くの人が惹き付けられています。

花嫁のれん館(石川県七尾市馬出町ツ部49)
花嫁のれんを常時見られるようにと作られた「花嫁のれん館」は、平成28年春に開館し、常設展示室では明治から平成までの花嫁のれんを見ることができます。また、地域の婚礼文化を展示する企画展示室や、婚礼衣装をまとい花嫁のれんをくぐる体験のれんくぐり体験、オリジナルグッズを販売するショップ、地域の観光情報を発信する交流スペースも併設されております。

石川県七尾市一本杉商店街
石川県「和倉温泉駅」から車で約5分、和倉温泉の中心部から車で約15分のところにある「一本杉通り」は、歴史を感じさせる文化財とモダンな店舗が同居する不思議な雰囲気を持っています。約500年前、奥能登へと向かう街道筋にあった一本杉が、人々に「出会いの一本杉」と呼ばれ、 目印として親しまれていました。それに由来した「一本杉通り」にはさまざまな歴史が刻まれています。

勝山イベント
・勝山のお雛まつり 3/1−3/5
会場:勝山町並み保存地区・新町商店街他
・蔵元のお雛まつり2019 3/1−3/5
会場:御前酒蔵元の奥座敷「如意山房」
内容:『蔵元に伝わる花嫁道具』

早春の勝山を彩る風物詩。
合わせてご高覧ください。