渋谷敦志 写真展

能登を、結ぶ。

勝山文化往来館ひしおホール
2025年5月3日[土・祝]〜25日[日]
10:00〜16:30 │ 水曜休館 │ 一般300円(高校生以下無料)

 

【オープニングトーク】 要入場料
5月3日[土・祝] 15:00~16:00
渋谷敦志さんによる解説
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震災は、過疎や高齢化、人手不足といった、能登が以前から抱えていた問題をあらわにした。だが、生じたほころびから見えてきたのは、その地域の限界とは裏腹の、まだ力を出し切っていない可能性の方だった。その土地にずっと前から根づいている生業や、いざという時に命を守りうる人とのつながり、長年のうちに涵養された自然と共存する知恵など、能登が元々もっている力がたくさんある。こんなのっぴきならない時だからこそ、能登で生きることを下支えしてきた基層の部分に目を向けたいと思った。
(『能登を、結ぶ。』あとがき抜粋)


渋谷敦志 (しぶや あつし)
1975年大阪生まれ。立命館大学産業社会学部、英国London College of Printing 卒業。大学在学中に1年間、ブラジル・サンパウロの法律事務所で働きながら本格的に写真を撮り始める。大学卒業直後、ホームレス問題を取材したルポで国境なき医師団日本主催1999年MSFフォトジャーナリスト賞を受賞。それをきっかけにアフリカ、アジアへの取材を始める。著書に『僕らが学校に行く理由』(ポプラ社)、『今日という日を摘み取れ』(サウダージ・ブックス)、『まなざしが出会う場所へ―越境する写真家として生きる』(新泉社)、『回帰するブラジル』(瀬戸内人)、『希望のダンス―エイズで親をなくしたウガンダの子どもたち』(学研教育出版)。共著に『みんなたいせつ―世界人権宣言の絵本』(岩崎書店)などがある。2021年、笹本恒子写真賞を受賞。

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