「昭和十年代の時空」写真展

●2022年4月30日(土)~5月15日(日)
10時~16時30分 休館日:5/6、5/11
入場料:300円 中学生以下無料
勝山文化往来館ひしおホール
岡山県真庭市勝山162-3 TEL&FAX0867-44-5880
MAIL: hishio2@hishioarts.com

オープニングトーク
伴 年晶さんと森本二太郎(写真家・新庄村)さんのトーク
日時:4月30日(土)14時~15時 要入場料

親父(千明)が
6×6のフィルム束を僕に渡してくれたのは、
96歳になった2010年であった。
その66年前にさかのぼる、
僕が生まれる6か月前に軍艦に乗っていて24歳で戦死した
僕と同姓同名のおじさん・親父の弟(年了)と
親父が丹念に撮っていた、それは貴重な作品群だった。

多くの写真が静かに語る当時の生活が
太平洋戦争の風景の中に輝いて見える。
そんな生活が破壊され、
24歳で戦死して僕に生命のバトンを渡してくれたおじさん、
弟の不条理な死になすすべのなかった無念の親父。
それらは、今を生きる多くの人々に、
僕が伝えなければならない映像だった。
伴 年晶(建築家)

プロフィール
伴 年了(ばん としあき)
大正9年2月湯原生まれ
呉海軍学校卒業
戦艦大和から扶桑に乗船
昭和19年11月フィリピンレイテ湾で24歳で戦死

伴 千明(ばん ちあき)
大正3年11月湯原生まれ
岡山県勝山中学校卒業
父の養蚕業倒産を機に志布志を経て防府市へ
昭和20年8月疎開帰郷
平成27年没