真庭こども体験事業「のれん」
芸術アウトリーチ事業
『染織家・加納容子に学ぶ こども勝山「のれん」プロジェクト』
現代の「勝山町並み保存地区」は、かつての美作勝山藩の城下町として、また、高瀬舟水運の要所、出雲街道の宿場町として栄えた歴史をもっています。 この区域は、昭和60年に岡山県内で初めての「町並み保存地区」に指定され、伝統的な木造建造物群の補修整備が行われました。しかし、伝統は建物だけでなく、無形の伝統文化が今も住民たちの生活の中に深く息づいています。近年「のれんによるまちづくり事業」が新たな文化として定着し、県内外から毎年14万人もの観光客が訪れる町となっています。この「のれん」は勝山在住の染織家・加納容子さんが手がけています。加納さんは兼ねてから「子供たちに、歴史ある勝山の町に興味を抱いてほしい」と思っていました。加納さん自身が「のれん」を制作する際、町の方々のお話を聞くことにより、益々勝山の魅力を感じているそうです。この加納さんが感じている体験を次世代に繋げるプロジェクトです。
●作品展示:2017年2月9日~20日
午前10時~午後17時
勝山文化往来館ひしおギャラリー