ひしおのお雛まつり2021

後藤朝子展 – やわらかな光の中で –
●2021年2月13日(土)~3月7日(日)
勝山文化往来館ひしお ひしおホール
10:00〜16:30 │ 2/17・2/24 休館
入場料300円│ 中学生以下無料

◎アーティストトーク
後藤朝子さんによる作品解説など
日時:2月13日(土) 14:00〜15:00 │ 要入場料

*会場ではウイルス感染症への対策を徹底しますので、皆様のご協力をお願いいたします。
状況により、開催日程等が変更になる場合があります。事前に開催情報をご確認ください。

後藤朝子さんは高松市の呉服屋に生まれ、家の中で遊ぶことが好きな子供だったそうだ。美術大学油絵科を卒業後、京人形司十三世・故面屋庄三氏に師事して本格的に京人形の制作を学ばれた。師からは、京人形は生まれてきた子がすくすくと育つようにという思いを込めて作られてきたもの、生者への祈りと教えられた。
伝統技法で作る人形制作は膨大な工程を経て出来上がる。特に胡粉は、何時間もかけて摺り、何回も塗と磨きを繰り返す、気の遠くなるような地味な作業の繰り返しだ。そうして出来上がった白い人形は何とも言えない凛としたスピリッツを感じる。
後藤さんは人形という立体を空間にインスタレーションするという形で表現してきた。技法は伝統を踏襲しながらであるが、表現されるものは現代アートそのもので何とも言えない抽象的世界である。 まさに後藤朝子の世界である。 このひしおでも是非、後藤朝子ワールドを堪能していただきたい。
館長 切明友子

主催:特定非営利活動法人 勝山・町並み委員会
後援:真庭市/(一社)真庭観光局/勝山観光協会
問合せ先:勝山文化往来館ひしお TEL&FAX 0867-44-5880


後藤朝子 GOTO ASAKO
1950年 香川県高松市生まれ
1972年 武蔵野美術短期大学油絵科卒業
1977-94年 彫刻家・京人形司十三世 面屋庄三に師事
現在、高松市在住

個展
1990年 高松市美術館市民ギャラリー(高松)
1992年 ギャラリーアコスタージュ(高松)
1993年 ギャラリーKOUKI(パリ)
ポイントJALギャラリー(パリ)
1994年 ミキモトホール(東京)
1996年 ギャラリーオクムラ(福岡)
1996年 アクシェスフォアマハビハラ寺院(カトマンズ/ネパール)
1997年 ELPATIOクラシキ(倉敷)、INAXスペース(高松)
2002年 高松市美術館市民ギャラリー(高松)
ATELIERるぷぶん(奈良)
2006年 ガレリアプントゼロ(岡山)
2007年 Gallery99(岡山)、フロリダクラフトマン(フロリダ/アメリカ)
2008年 桜ショップ(高松)
2017年 ギャラリーマロニエ(京都)
2019年 ギャラリーマロニエ(京都)

グループ展
1991年 「Dolls of Yesterday, Creations of Today」(パリ)
1994年 「POUPEES D’ARTISTE」(パリ)
1996年 二人展「漆と人形」(奈良)
2008年 「人形の・夢・見ゆるひと」(高松)
2009年 「選ばれし日本人作家12人展」(ソウル)
「工人往来日韓国際交流展」(熊本)
第52回特別展「対決・強調-カップルズ」(高松)
2011年 二人展「空間のコラージュ」(高松)
淸州国際工芸ビエンナーレ(韓国)
2012年 二人展「後藤健吉 朝子展」(京都)
2013年 二人展「白の胡粉・黒の漆」(熊本)
2015年 二人展「塗ってかさねて白と黒」(東京)

受賞
2006年 高松市文化奨励賞

パブリックコレクション
高松市シンボルタワー

ワークショップ他
アクシェスフォアマハビハラ寺院(カトマンズ/ネパール’96)
高松市美術館( ’96 ’02)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(’97)
シンポジウム「人形における芸術性」(横浜’95)
演劇ユニット銀組とコラボレーション(高松’07)
レクチャー「A LITTLE BOY」(フロリダ/アメリカ’07)