KAZUYA ISHIDA EXHIBITION

石田和也展
White Abyss
-備前磁器の世界-

●9月13日[土]〜10月13日[月・祝]
10:00〜16:30 │ 水曜休館 │ 一般300円(中学生以下無料)

【オープニングトーク】

要入場料
9月13日[土] 11:00〜12:00
作家による作品解説

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備前磁器とは
備前市内で採掘される磁器の原材料となる陶石。備前焼作家石田和也が、その素材を自らの手で掘り起こし作品制作を手掛ける新たな領域。 精製前の天然の陶石の中には、幾つもの鉱物が含まれており、それを“石味”とし、備前磁器作品の特徴としている。 高校卒業後から約20年、備前焼の伝統を担いながら、常に自分にしか出来ない作品制作、作家活動を経てきた石田が挑む新たな表現。 備前焼の仕事で培った伝統や経験を全て活用し備前磁器作品を通して、誰も成し得たことのない挑戦へと進んでいる。

 
作品を作るということ
伝統 その土地で育まれ 受け継がれるもの、本質的思想 素材 その土地なりのキャラクターを持つ生きた物質 工芸 技術と感覚から形成される審美感覚 素材に対する想い 自分 結びつき、憑依し そして経験から変化していく器 焼成 エネルギーが加わり全てと結合する 張り詰め、ときには崩れる狭間に生まれる緊張 仕事 一瞬に命を込めて派生し、世界に影響を与える 自分にしか出来ない取り組み

profile
1986 岡山県備前市に生まれる
2006 備前陶芸センターを卒業
2007 京都府立陶工高等技術専門校
2007-2010 備前焼人間国宝 伊勢崎 淳氏に師事
2011 キックビア工房にて制作 (デボン、英国)
2012 ウィッチフォード工房に就職 (コッツウォルズ、英国)
2013 帰国後、備前市伊部に工房を構え独立
2015 ロンドン・ハットフィールド・セラミックショー
2015 Oxford Anagama Project 日本推進担当/リーダー
2015 オックスフォード大学に備前式の穴窯を築窯
2015-2018 オックスフォード大学 客員研究員となる
2016-2018 Bizen × Whichford プロジェクトリーダー
2017 セラミックアート・ロンドンに出展
2018 アーティスト イン レジデンス リーチ工房
2018 ロンドン芸術大学:うつわうつしシンポジウム 講演
2018 Ceramic Art Bizen in 閑谷を企画
2019 アーティスト イン レジデンス Star Works (ノースカロライナ、米国)
2020 備前市で採掘した磁器土での作品造りに挑戦
2022 アーティスト イン レジデンス Sturt Studio (NSW オーストラリア)
2023 アーティスト イン レジデンス Canberra potters Society (Canberra、オーストラリア)
2024 株式会社 Ripple を設立
2024 Milano Salone 作品出品 (ミラノ、イタリア)

主催:特定非営利活動法人 勝山・町並み委員会
お問合せ:勝山文化往来館ひしお 岡山県真庭市勝山162-3 TEL&FAX 0867-44-5880