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・2018年11月17日（土）～12月2日（日）
勝山文化往来館ひしお ￨ 入場無料 ￨ 水曜休館 ￨
私は織物を織ることを学んできたことから、糸に触れることが多く、時間の経過とともに糸が別の造形として表現されることを模索してきました。紙漉との出会いはとても新鮮で、繊維と水の力からなる造形は新たな表現を導き出してくれた。紙漉の表現と前者の糸との感覚が重なり、立体造形へと展開する。そして、絵を描く時のように一本一本の糸を線として捉え、糸の線で造形することに興味を持つようになった。線への展開は絞り染めの表現にも活用され、糸で括ることにより、木々の枝の形を取り出し、造形表現へと移行する。
これまでの自分自身の制作には様々な要素を再構成する造形感覚がある。「勝山文化往来館ひしお」が醤油蔵であった時の建材を生かし現存していることは自らの制作における再構成感覚と重なる感触を得ることができた。この展示空間において、新たな線と線が織りなす表現を空間造形として展開する。 田中孝明
田中孝明 ／ Tanaka Takaaki
【 略歴 】
1967年 兵庫県生まれ
1993年 多摩美術大学美術学部デザイン科染織デザイン専攻卒業
1995年 多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻修士課程修了
現 在 倉敷市立短期大学服飾美術学科准教授
【 出展・制作 】
1996年 国際丹南アートフェスティバル’96《武生》／武生市民ホール（福井）
1997年 今立現代美術紙展’97《武生》／いまだて芸術館（福井）
2006年～2007年 鬼太鼓座とのテキスタイルアートと音のコラボレーション／愛知厚生年金会館、他
2011年～2016年 FIBER FUTURES Japan’s Textile Pioneers／Japan Society Gallery（ニューヨーク）、他７カ国巡回
2012年・2013年 MINIARTEXTIL COMO／Villa Oimo（イタリア）
2014年 Pulp Culture: Paper is the Medium／Morris Museum（アメリカ）
2015年 The Ⅸ International Biennial of Textile Miniatures／Janina Monkute-Marks Museum （リトアニア）
2016年 田中孝明展 —Gate—／ギャラリーギャラリー（京都）
2017年 現代アートによる国際交流展 美の探求In Pursuit of Beauty／アーツ千代田3331（東京）
その他、個展・国内展出品、ワークショップ多数
◎オープニングイベント
（トーク＆交流会）
日時 11月17日（土）15:00〜17：00
会場 勝山文化往来館ひしお内
◎福田笑子のコットンテープワークショップ
日時：2018年11月25日（日）10:00〜
会場 勝山文化往来館ひしお内
芯材にコットンテープを巻いて、透け感のある「バッグ」や「かご」を作りましょう！
WS❶「コットンテープで かご作り」
所要時間：約2時間
素材：生成りのコットンテープ、
プラスチックワイヤー
対象：小学生高学年以上（保護者の方同伴で）
人数：5人まで(先着順)
参加費：500円
持参物：はさみ
完成品サイズ：約 縦11×横11×高さ5㎝
お持ちの方は、
飾り用の糸（毛糸や刺しゅう糸など）
WS❷「コットンテープで バッグ作り」
所要時間：約4時間～5時間
素材：生成りのコットンテープ、
プラスチックワイヤー
対象：中学生以上
人数：5人まで(先着順)
参加費：1,000円
持参物：はさみ
完成品サイズ：約 縦17×横18×幅2㎝
持ち手の高さ約10㎝
お持ちの方は、飾り糸（毛糸や刺しゅう糸など）
幅1㎝くらいのリボンテープ
＊ワークショップでは生成りのコットンテープを用意します。
ご持参のリボンテープや糸を併用して、カラフルにしていただくことも可能です。
講師：福田笑子プロフィール
1977年兵庫県生まれ。かご編みの方法で造形作品やアクセサリーを制作。2018年 陶とファイバーのジュエリー展（京都）、テキスタイルアート・ミニアチュール5（ソウル、東京、福岡）The Nature of Things : Contemporary Japanese Woven Sculpture (ニューヨーク）、The Exhibition of Japanese Fiber Art (リトアニア) 他 に出品。
平成30年度岡山県芸術文化育成・支援事業
主催：特定非営利活動法人 勝山・町並み委員会、岡山県
後援：真庭市、真庭市教育委員会、山陽新聞社、読売新聞岡山支局、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、真庭タイムス社、（一社）真庭観光局
問合せ先：勝山文化往来館ひしお tel.0867-44-5880
