満員御礼!!
おかげさまで定員に達しました。ご購入ありがとうございました。
急遽、立ち見・2階席を準備することとなりました。立ち見・2階席ご希望のお客様はひしお事務局44-5880までお問い合わせください。なお、木戸銭は1,000円となります。
●6月6日(土)
・平成26年度報告会 午後4時30分〜
・ひしお寄席 午後5時〜
木戸銭:1,000円
◎五代目 三笑亭空巣『真田小僧 』
◎七代目 桂 道楽『唐茄子屋 』
仲入り
◎三代目 三遊亭恋生『饅頭こわい 』
◎三代目 三遊亭夜遊『井戸の茶碗 』
勝山文化往来館ひしおは今年で開館してまる十年目を迎えます。これもひとえにみなさま方のおかげと深く感謝いたしております。このたび十周年を記念いたしまして、初代理事長のご友人・慶応義塾大学落語研究会の皆様によります「ひしお寄席(辻均一郎さんを偲ぶ会)」を「平成26年度報告会」と合わせて開催いたす運びとなりました。
辻前理事長は、ひしおの開館における中心的存在でありましたが、平成24年4月に惜しまれながら、この世を旅立たれました。その遺志はひしおに遺され、おかげさまで無事にこうしてこの日を迎えることができました。今宵は亡き辻前理事長を偲び、彼の愛した落語をお楽しみいただければ幸いです。 館長 加納容子
辻 均一郎さんとの想い出
この町を訪れるたびに、いつも心は学生時代にタイムスリップする。大学1年の夏、落研仲間と大挙して辻家に押しかけたあの日。風情ある庭で飲んだギュッと冷えた酒の旨さ。夜更けまで大騒ぎし、廊下で折れ曲がって寝ていた仲間。居心地の良さについつい長逗留してしまったものだ。この町の居心地の良さは今も変わらない。彼がいなくなった今も。
辻均一郎さん、いやここは彼の落研時代の芸名で助平(すけへい)と呼ばせて貰おう。助平は『愛するものを、その周辺も含めて愛せる男』だった。
彼は落語を愛していた。だから出囃子の三味線や寄席文字、そして我々落研仲間も含めて、落語の世界そのものを愛してくれた。同じように彼は家族を、仕事を、酒を、ジャズを愛していた。それらを取りまく人や物も含めて。
そして彼は勝山の町を愛していた。その歴史、文化、街並み、そこに住む全ての皆様を、そこを訪れる全ての人々を愛していた。
彼の愛した勝山の町で、皆様の前で、彼の愛した落語ができる。我々にとってもこんな嬉しいことはありません。本日は、助平の同期生、落研昭和四八年卒、自称「OCK48」から、選りすぐりのジャンケン選抜メンバーが、その衰えかけた記憶力を総動員して一席ずつ申し上げます。 (文責:慶應落研OB 七代目桂道楽)