Yomogi Harada Exhibition

ひしお開館20年記念企画
●2024年10月13日(日)~11月4日(月)
10:00〜16:30 │ 水曜休館
勝山文化往来館ひしおホール 岡山県真庭市勝山162-3
入場料300円・中学生以下無料
サブ会場:勝山武家屋敷館(入場料200円)

オープニングトーク
2024年10月13日(日)14:00〜 │ 要入場料
作家による、作品解説をおこないます。

「字のない物語を描く」をテーマにずっと絵を描いてきました。
私にとって1枚の絵というのは何ページにも渡る1千言の言葉よりも多くを語り、無限の想像をさせてくれるものです。
物語を想像したとき、その中には香り・音・時間・温度・風・季節・空気など全てが含まれていると思っています。そんな、時には1冊の本と同じくらいの物語を含んでいるものを形作る道具として絵を描くことを選んできました。そこには言葉の壁はなく、見た人が感じたままの物語を紡ぐことができる、何よりも単純で愉快で美しいものなのだと思っています。見た人を立ち止まらせたい、絵の中に迷い込ませたい、いつもそう思っています。
物語を一番綺麗に描けるのが日本画の画材だと感じてこの10年日本画画材で絵を描いています。自然素材から作られる和紙や絵具の煌めきは、それだけでもそこに物語があるように感じます。水を使う絵画である日本画は水が乾く時間を多く要しますが、その時間は物語が紙に染み込む時間のように思えます。
また、近年は形をかえる伝統絵画である「屏風」に興味を惹かれ、屏風を自身で作ったり新しい見せ方を考えたり実践したりしています。
今回は私自身の地元もある岡山県北部で展示ができるということで大変嬉しく思っています。緑と水が綺麗なこの地に、幾つもの物語を連れていきます。
ぜひ、目が合った物語の前で立ち止まり、あなたが感じたままの物語を紡いで絵の世界に迷い込んでいただけると幸いです。

原田よもぎ HaradaYomogi
1995生まれ 2001から岡山育ち
2014 明誠学院高等学校 特別芸術コース美術系 卒業
2018 倉敷芸術大学 芸術学部デザイン芸術学科日本画研究室 卒業
2020 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科美術専攻日本画研究室 修了
2023 倉敷芸術科学大学大学院 芸術研究科芸術制作表現専攻博士後期課程 修了
「動き出す絵画―屏風の可能性について―」 論文提出  博士号(芸術)取得
2023年度 倉敷芸術科学大学大学院 研究生
2024〜 倉敷芸術科学大学 芸術学部芸術学科 助教

★最近の主な活動
2020.3/24〜29 天プラ・セレクションvol.91原田よもぎ展「青い国の話」(天神山文化プラザ/岡山)
2020.11/1〜30 岡山市芸術文化祭「街ぶらりアート」ショウウィンドウ展示(わがみや梅田/岡山)
2021.5/17〜7/3 高橋秀監修.109三人展「SUMMER FLOW」(淳風会健康管理センター/岡山)
2021.9/8〜9/13 個展「原田よもぎ展‐蛸の足先‐」(岡アートギャラリー/岡山)
2021.12/4〜6 個展「小品展 凩の鹿」(パブリックカウンター/岡山)
2022.2/1〜13 I氏賞選考作品展(天神山文化プラザ/岡山)
2022.5/20〜9/1 岡山駅vision ウィンドウ展示「地下水族館」(岡山駅南地下道)
2022.6/4〜12 個展 「原田よもぎ展‐貝の国‐」(アンクル岩根のギャラリー/岡山)
2022.8/16〜9/4 倉敷四方屏風展(野崎家住宅/倉敷市児島)
2022.9/16〜現在 絵付けガラス展示販売 きび美ミュージアムショップ内(きび美ミュージアム)
2022.10/15.16 倉敷屏風祭り(阿智神社能舞台/倉敷美観地区)
2022.11/6〜12/21 Power of Art from Setouchi 小展示室展(大三島美術館/愛媛)
2022.11/23.24 倉敷芸術科学大学屏風展 岡山後楽園秋の幻想庭園(岡山後楽園)
2023.2/1~6 グループ展「五重奏」(岡アートギャラリー/岡山)
2023.2/4~12 倉敷芸術科学大学 大学院博士課程 修了展
2023.6~2024.5 アートの今・岡山2023‐2024「旅」(旧野崎家住宅/勝央美術文学館/華鴒大塚美術館/天神山文化プラザ)
そのほか、美術館などでの日本画ワークショップ活動など

第22回おかやま県民文化祭参加事業
森の芸術祭 FRIENDS PROGRAM

主催:特定非営利活動法人勝山・町並み委員会