酒井 賢展

油彩画&映画美術グラフィティ

●2021年10月17日(日)~11月3日(水)
勝山文化往来館ひしお ひしおホール
10:00〜16:30 │ 休館日10/20・10/27
入場料300円

アーティストトーク
酒井 賢さんによる作品解説など
10月17日(日) 14:00〜15:00 │ 要入場料

この度、洋画家 酒井 賢展を開催することになりました。開催のきっかけは昨年ひしおで、岡山県美術界の重鎮で彫刻家の金盛秀禎展を開催したことです。その時金盛氏は幼馴染で映画美術に携わってきた友人がいる。是非彼の作品展をここで開催して欲しいと言われたことでした。
酒井 賢氏は1938年に真庭郡新庄村で生まれ、岡山県立勝山高等学校を卒業するまで自然豊かな真庭に住んでいました。進学を機に真庭を離れ、以後は東京で活動されています。
社会人になってからは映画の世界で活躍され、多くの監督の映画製作に美術担当として関わられました。酒井氏は長年にわたる映画製作の中で「諸監督作品から受ける映像美、感覚と感性が絵を描く発想の源になっている。懐かしい思い出から新しい絵が生まれる。」と創作意欲を述べられている。
今回の展覧会は東光会会員である油絵を中心に美術監督として活躍した映画セットのデザイン画なども展示しますので、是非見ていただきたいと思います。
館長 切明友子

酒井 賢  SAKAI TADASHI
1938年真庭郡新庄村生まれ。県立勝山高等学校卒業(1957年)。多摩美術大学卒業。東宝㈱入社。撮影所で映画制作(美術)に携わる。黒澤明、市川崑監督などの作品に美術助手として参加した後、美術監督となる。
主な作品に「ゴジラvsモスラ」などゴジラシリーズ。1998年フリーとなり、小泉堯史監督の「阿弥陀堂だより」(2002年)、「博士の愛した数式」(2006年)、「明日への遺言」(2008年)、「蜩ノ記」(2014年)、「峠・最後のサムライ」(2022年公開)の美術を手掛ける。
2002年・2014年に日本アカデミー賞優秀美術賞を受賞。画歴60年。公募展・個展で作品を発表している。日本映画・テレビ美術監督協会会員。(社)東光会会員。

【同時開催】
酒井 賢とその仲間たち展

前田征二/花坂和男/金盛秀禎/藤原恒雄
2021.10.17(日)~11.3(水)10:00〜16:30 │ 休館日10/20,10/27
勝山文化往来館ひしお ギャラリー2階 │ 入場無料